小鳥、覚醒の時

作:名無し

「それじゃ、お先に失礼します。小鳥さん」 
「あ…は、ハイ。お疲れ様です。プロデューサーさん」 
疲れきった顔をして事務所を去る765プロきっての敏腕プロデューサー。 
頭のキレ、顔も良く。女の子の扱いに慣れている。その所為か、 
所属アイドルの皆はプロデューサーさんに対してホの字だった。 
プロデューサーさんに全く興味のなかったクールな千早ちゃんや鉄壁の律子さん、 
事務員の私でさえ例外ではなかった。 
アイドルの皆がプロデューサーさんと戯れているのを羨ましく思う。 
「あんなふうに男の人にじゃれてみたいなぁ…」 

「ダメよ…事務所でなんて」 
「でも、小鳥さんの魅力に耐えられませんよ」 
「と、隣にアイドルの皆が…」 
「だったら、見せ付けてあげましょう」 
「…えぇっ!あ、服…」 
「直接触りたいです。小鳥さんの胸…」 
「だめ…だめよ…」 
「口ではそんなこと言ってますけど…まったく抵抗してないですよね…ふふ… 
もしかして、楽しんでます?」 
「ち、ちが…んぅッ!?」 
「やわらかい…下の方はどうなってるんですか…?」 

「そ、それ以上は――ハッ?!だ、ダメよ私っ!えっちなもーそーはっ!」 
私の長い間眠っていた『女』が目覚めるのも時間の問題かもしれない。 
「うう…なんだか妙な気分に…は、早く帰りましょう」 
気を晴らすために、事務所の片づけを始めた。 
けれど、忘れられるほど片付けの時間は長くはない。 
「う〜…」 
こうなってしまっては、そのことで頭が一杯になる。身体に火が点く。 
「あ…プロデューサーの…」 
きっと忘れていったのだろう、彼の机の椅子にかけられた上着。普段の私なら届けるのんだけど、 
今は違った。両手で持って、思いっきり顔をうずめて匂いを嗅ぐ。彼を強く、感じる。 
「すぅー…はぁー…」 
吸って吐く、それだけで鼓動が、熱く、鳴る。 
彼の匂いで私は、完全にスイッチが入った。おもむろに机の上のペン立てにある 
ボールペンを手に取り、キュロットごしにクリトリスを弄る。 
上着の匂いを嗅ぎながら―― 
まるで彼の指で弄られているように―― 
「んぁっ…んっ、んっ…!」 
『直接触ってもいないのに…感じやすいですね…』 
「はぁっ…はっ…ん!」 
『クリトリス…気持ち良いですか…?』 
「…もっと…して…も…っと…ぉ…ああっ!」 
軽く、イク。じわっと…ショーツが濡れるのがわかった。私、早いのかな…? 
「だめ…もっと…」 
まだ、火照りは消えない。強く求める。 
何かないかと、荒い呼吸のまま首を動かし、 
「これ…プロデューサーさんの手が…」 
片膝を椅子の上にし、肘置きを跨いでそれにクリトリスを当てる。 
上着の匂いを嗅ぐ、もう一方の手で背凭れを掴む。 
腰を引いては押す、シュ、シュ、シュ…と擦れ、頭が痺れた。 
「んぅッ!…あ、あ、あぁ…」 
キィッ、キィッ、キィッ― 
腰を動かすと同時に、椅子が軋む。自分が、イヤらしく快楽に溶けていった。 
『ふふ…俺の椅子でオナニーするなんて、変態ですね』 
うぅ…ち、ちがう… 
『あぁあ、肘置きがベッチョベチョ…』 
や、やだぁ… 
『ブラの下の勃起した乳首…弄らないんですか?クリトリスだけ?』 
だって、自分の手じゃ…イヤ… 

『俺の椅子は、気持ちいいですか?』 
う…ん… 
『え?良く聞こえませんよ?何て言ったんですか?』 
気持ち…いい… 
『ふふっ…もっと大きな声で…言ってみてください…』 
き、気持ちイイッ――! 
「プロデューサーさん!気持ちいいですぅっ!い、い、イッてもいいですかッ?」 
キ、キ、キ― 
腰を早く動かす。クリトリスへの刺激を強く、貪るように。 
快楽が昇る。波がやってくる。頭が一杯になる。激しく呼吸をする。 
「もう…だめ…あ、あ、あ、あぁっ…いく、いくぅう…イクッイクゥッ!!」 
『イッっていいよ、小鳥』 
ビクンッ――! 
「んぅぅぅぅぅぅぅうッ!!」 
腰を突き出して、体を反らして片足をピンと伸ばす。脳が快楽で染められ、だらしなく涎を垂らし 
ショーツをベチョベチョに濡らした。まだ波は続く。 
「あぁ…あ、ん…は、はぁ…はぁー…」 
ピクピクと、痙攣するように腰が動く。伸ばした足が、攣りそうになった。でもまだ、動かせない。 
余韻を、暫く楽しんでいた。 
強く背凭れを掴んでいた手を離し、机に置いて震える腰を、体を支える。 
少しシワの付いた彼の上着、濡れた肘置き、次第に冷たくなるショーツ等々… 
「ぅ…せ、切ないわ…」 
結局、彼は上着を取りにはこなかった。 

――翌日。 
「…おはようございます」 
彼が出社してきた。私はすぐさま駆け寄り、 
「おはようございます。プロデューサーさん。上着忘れてましたよ?はい」 
小声で話す。昨日の上着を、袋に入れて渡す。大丈夫、顔は赤くない。 
「大丈夫です。他の人には見られてませんよ。ダメじゃないですか社会人なんですよ?」 
「…すみません。ありがとうございます。コート着てたのですっかり…」 
同じ音量で会話をする。 
「じゃ、俺トイレで着てきます。あ、後で聞きたいことがあるのでいいですか?」 
「はい。いってらっしゃい」 
――数分後。 
「あの、この書類なんですけど…」 
キィ― 
椅子に彼が座る。すると瞬時に、昨日の自慰行為を思い出してしまう。 
お、落ち着け…私。 
「あ、こ、この書類で、ですね」 
「小鳥さん…?」 
「あ、だ、大丈夫ですよ…?えっと、これはですね――ッ!」 
肘置きに手が置かれる。ああ…えっちな事した所触られてる。匂いとかしてないよね? 
指で触れる様が、自分の性感帯を触られてる様に感じる。仕事に集中しないと… 
悶々とした気持ちで、話し終える。 
「ありがとうございました。小鳥さん体調が悪いなら早退したほうが…」 
「だ、大丈夫ですってば!」 
「そ、そうですか…」 
思わず強く返してしまった。うう… 
そして、アイドルが次々に入社し彼の周りを囲んで、いつもの状態になる。 
私はというと… 
「〜〜〜〜っ!!」 
何か私は変態になりつつあるんじゃないかと思いながら、 
肘置きに触られるだけで一日悶々としていた。 




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