無題

作:名無し

 「できたっ!」 
チョコに何かを入れるなんて初めてだったのに。 これもプロデューサーさんへの愛の力かな。 
 「な〜んちゃって! なんちゃってぇ!」 

あとは箱に入れるだけ。 

……やっぱり味見をしよう。 小鳥さんから貰った液体。 本当に効果あるのかな? 本当に、ほんとーにっ、これを食べると…… 

恐る恐る口に含んで、軽く噛み、舌で転がしてみる。 
くちゅ……くちゃくちゃ…… 

甘く、生暖かい液体が口の中いっぱいに広がった。 
 「あっ……おいしっ……」 
すぐに2個目に手が伸びた。これなら、イける!  
 「待ってて下さいねっ プロデューサーさんっ!」 


箱に入れ終わった時、”おかしな”感覚に気がついた。 
 「んっ……はっ……」 
息が荒い。それに身体も熱い。 昨夜、今日起こる事を期待してあれほど鎮めたのに。 そっと下着の上から触れ、思わず声が漏れた。 
 「ひゃっ……はぁっはぁっ……」 
もう、ここが事務所であるのを忘れてしまう刺激だった。 

もう止まらない。止めたくない。今なら大丈夫。早く終わらせれば……小鳥さんから貰った液体、本当に効果あったんだ。 私はごくりと唾を飲み込んだ。 


────コンコンっ 
「春香ー? ここかー?」 

「ぶっ!? ぶろりゅーさーしゃんっ!?」 


なぜ? 事務所に戻るのは夕方だったはず 

────春香? 聞いてるか? 

疑問に思った。すぐに振り返える。いつもしっかり見てるのに、今日はすごくかっこいい。  
綺麗な目、整ったマユ、あっ、マツゲはこんなに長いんだ。 
手が近づく。 綺麗な指先、それに細長い……爪もちゃんと手入れしてある。 

そんな指で触れられたら、おかしくなっちゃうかも。 

じゅゎっ…… 

あそこが熱い。勝手にどんどん溢れてくる。どうしよう……。 

────ぴとっ。  

 「わ”あぁっ!?」 
 「おゎっ!? 熱でもあるのかっ!?」 

気づいたらPさんの顔が目の前にあった。 

 「あるわけないじゃないですかぁっ! はぁっはぁっ……」 
目が逸らせない。見詰め合ったまま、息を荒げてるなんて、えっちな子だと思われちゃう。 
そうだ、キスしてしまおう。そうすれば分からない。 きっ、キス…キス……唇! 腕を伸ばし、飛び掛った。 

────はっ、春香!? おい!? 

 「ぶちゅっ!!」 
 「んっ!?」 
押し付るだけの強引なキス。勢い余って、驚いたPさんを近くにあったイスに座らせてしまった。 
 「んはっ……んっ……ぷはぁっ……」 
唇が離れた。すぐに切れてしまったけど、うっすらと糸が引いていた。 

これだけなのに、これだけなのに、もう達してしまいそう……私はこんなにえっちだったんだ。 
だけど、このままなんて嫌、せめて体温を感じたい。呆然と座り込んだプロデューサーさんに飛び掛かる。 

 「ゃあんっ!! あっ……あっ……」 
ちょうど、ふとももに飛び乗ってしまった。 大事なところに刺激が伝わる。 身体がびくびくと震え、頭が真っ白になった。 
まるで昨日見た発情していた犬みたい、なんて思う。 

 「はぁっはぁっ……ぶろりゅーさーしゃん……なっ、にもいわないっれぇ……」 
見たらわかるだろう。息が荒い私。ふとももの上に座り込み、めくれたスカート。 
下着から垂れる液体。 スーツまで濡らしちゃったかも。 慌てるPさん。 

じっ、と目を合わせたまま、手を掴み、股間に押し当てた。 



……し て く だ さ い 


言葉が出たかわかんない。 だって次の瞬間Pさんの指先が動いたのだから。 
「んあぁっ……!! あっ、あっ!! 感じっ……」 

────気持ちいい? 

そうPさんの口が動いた。私は何度も首を動かした。 
股間に這った指先が、敏感になった所を撫でる。 
意識すればするほど、水々しい音だけが頭に響く。 

「……ぶっ、ぶろりゅーさーしゃぁぁん…すっ、すっごくっ……気持っちいっ……いっ……!」 

手馴れてる? 指先1つ1つが焦らさないで気持ちいい。 
中指が何度も這わせられたり、あそこが広げられたり、何をされているよくわかる。 
無駄のない動き。こんなに気持ちよくなれるんだ。 

「やうぅぅっ……んっんぁっ……!」 
必死になって唇をかみしめても、声が漏れてしまう。 

恥ずかしくなって、何度もPさんの唇を貪るように啜った。 
ヘタなのかもしれない。でも精一杯に。 
昨日あれだけ練習したじゃない。 舌先は、入れるだけ。 

両手に力を込め、ぎゅっと抱きしめた。 

「……ひゃっくぅっ!?」 

思わず背中を仰け反らせる。 敏感な突起に触れられた。 
いつもなるべく触れないようにしていたトコロ。 
病み付きになってしまうかも、えっちな子になってしまうかも、そんな思いがあったのだから。 

でも……もう何もかもどうでもいい。今、この手から離れたくない。 
手だけじゃ、足りないよぉ……。もっともっと……して欲しい。 
自然と腰を動かし、少しでもPさんの指先を感じようとした。 

「やぅん……あぅっ、くぅ……ひぁっ……きっ、気持ちっ、いいっ……」 

下半身がどんどん熱くなる。快感がどんどん頭に集まる。 
達しちゃう、意識が飛んじゃうっ。もうだめぇ…… 

「ぶろりゅーさーしゃっん!! ぶろりゅーさーしっ……!!」 
少しでも我慢しようと腕に力を込めた。 

────はるか 

耳もとで聞こえた大好きな人の声、吐息が触れる。くすぐったい。 
それだけで、我慢っていう意識を飛ばすのは充分だった。 

「……ひぐぅっ!………んあぁっ!!……やあぁぁっ!!」 
事務所の天井って白いんだぁ。 

仰け反ったまま全身の力が抜けるのを感じた。 

「落ち着いたか? 春香……?」 

抱きしめられているのに気づき、またPさんに感謝した。嫌われてなんかないんだ。 

「はい……ごめんなさい、プロデューサーさん……」 

みんながいる事務所で、大好きなPさんに、しかも襲い掛かって、その指先で達した。 
いくらあのチョコが原因だって思っても、こんなのって……。 

────ちゅ 

貪るようなさっきまでのと違い、優しい、触れるだけのキス。 
「……え?」 

「あとで……においで」 
アルバムがトリプルミリオンを達成した記念に社長がPさんに与えた専用の部屋。 
私は黙ったまま、しっかりと肯いた。そこで行われるであろう行為を期待して。 

Pさんにあのチョコを食べさせたい。 
もっ、もしかしたらっ口移しで食べさせちゃったり!? 

────困ったなぁ、洗うしかないのか、ジャージでもロッカーになかった? 
次々と沸き起こる妄想に身を任せながら、部屋から出て行く姿をじっと見つめた。 

あそこが冷たい。 

「あーあ……下着がぐしゅぐしゅだぁ……」 


 「ふぃーっ」 
ロッカーにあった、社長のお古を拝借した。 

 「なんとかなったけど、これは……すごいなぁ……」 
視線の先には、どしゃぶりにあったかのようなシミ。 
前に春香にコーヒーをかけられた時よりも広い気がする。 

一息つき部屋から出ると、小鳥さんが見えた。 手には何かスプレーを持っているようだ。 
 「あら? プロデューサーさん、ズボンが濡れたままですよ?」 
 「えっ!? ……さっき変えたのだからそんなはずは……あっ……!?」 

小鳥さん、今日も笑顔がとっても素敵です…… 

「どうして着替えたのですか?」 
笑顔のまま近づく小鳥さん。 そして…… 

────鍵が無理なら、せめて扉を閉めて下さい。 誰も入れないよう、ずーっと立ってた私の身になって下さいねっ 
そっと耳打ちをしてきた。 

余韻も冷め、やっと動けるようになった。 でも……、困った。本当に困った。 
下着がまるで役に立たない。もしかしたらスカートまで染みてるかも。 ひんやりとした太腿も気になる。 

ぐしゅ…… 

歩くだけで卑猥な音が聞こえてくるみたい。 
落ち着いて考えたら、すごい事をしてしまったんだなぁって思う。 
まだお日様が高いのに、あんな事を、それも大好きな人の前でしてしまうなんて。 

「うぅ……べとべとだぁ……せめて脱がして欲しかったよぉ」 

そうだ、いっその事下着を脱いでしまおう。 自分でも突拍子もない思いつきだって思う。 
こんな所で下着を脱ぐなんて。 でも身体の底から湧き上がる何かのせいで止まらない。 

するり 

 「……脱いじゃった」 
丸めた下着が重い。手が冷たい。あそこがすーすーする。どうしようっか。 

ガチャ 

 「……!?」 
 「こんにちは、春香ちゃん」 

えっえっあっ……言葉がでない。 
手には下着。言い訳なんて思いつかない。 

 「あら、それは……雑巾掛けしてくれたのかな? お姉さん助かるわ〜」 
 「つっ……!? はっ、はいっ……」 
手にはスプレー。なんだろう。それになぜか小鳥さんは満足げだ。 

 「そうそう、プロデューサーさんが……に来てくれって」 
 「……ひゃいっ!?」 
さっきまでの事を思い出し、つい声が上擦ってしまった。 

 「えーっと、えーっとっ……」 
 「早く行ってきたら?」 
 「はいっ! 失礼しますっ」 
全て見透かされている気がして、部屋から飛び出た。 

ちらりとめくれたスカート。 

────春香ちゃん、真っ白なお尻が……。せめて廊下で転びませんように……。 

 「ふはぁ……」 
深呼吸。髪は乱れてない。チョコも持った。 
この向こうにPさんが……いる。 

────こんこんっ 
ノックする手にも力が入る。 

「春香かー?入っていいぞー」 
「プロデューサーさーんっ、失礼しますっ」 
勢いよく入ったものの、顔を見れない。それもそうだ。 
ついさっきまで、あれほど……あんなに……乱れたのだから。 
思い出しただけで顔が熱くなっちゃう。 

「あっ、あの……これっ!」 
ぐいっと手作りのチョコを差し出す。もちろん包装もした。 

「あぁ、ありがとう」 
箱がPさんの手に渡る。しなやかな指先でゆっくり解かれるリボン。 
まるで、自分の身体に触れられるような、くすぐったい気持ち。 
Pさんはこうやって脱がすんですねっ。 
そう思うと……きゅっとヘソのあたりに力が込もった。 

「ウイスキーボンボンかな? とってもおいしそうじゃないか」 
「自信作なんですっ!」 
「へぇー、さっそくいただくかな」 

指先でつままれた、一口大のもの。それを見ただけで胸が昂ぶる。  
……食べたい。 さっきの快感、身体が覚えている。息が荒げる。 

「あむっ!!」 
Pさんの手を掴み、指先ごと口に含んだ。甘い。 
軽く噛んで、舌で転がす。口の中いっぱいに広がる液体。 

「はっ春香!?」 
「あふっ……くちゃっ、くちゃっ……」 

こぼさないように舌を動かし、そして 
「ぶちゅっ!……んーっ……んぐっぐっ……」 
唾液と混ざった液体を流し込む。 

「ぷはぁっはぁぁっ……どうですかぁ?ぷろりゅーさーしゃん……」 
隠し味は甘味春香っ。なーんてっ…… 
ぼぉーっとしたまま、Pさんを見つめた。 

あとはケダモノになったPさんにされるだけ。 何をされてもいいと思った。 
ムチやろーそくは、グラビアに影響するからやめて欲しいかも。 
あれっ……なんでこんな発想が出たのだろう。 ますますえっちな子になってる。  

「うーんっ、俺はあんまりわからないけど、春香はお酒に詳しいのか?」 
「え”!? なっなんともないんですかっ!?」 
「何が?」 
平然としたPさん。 そっそんなっ……小鳥さんが教えてくれた 
食べたらメロメロにして理性やいろんな液体ふっ飛ばしちゃうほどすっごい薬って聞いたのに。 
嘘だったんだ。 

「それじゃぁ、それじゃぁ……っ!! わっ、わたしえっちな子じゃないですよ!?」 
もう何が何だかわからない。 あのとき乱れ、襲いかかった私。 
顔はとんでもなく熱いし、どうしたらいいの。  
何か言い訳はないか探すが、思い浮かばない。 もういいや。考えるのはやめよう。 

「こうなった責任、取って下さいね」 
「……わかった。……いいんだな?」 


返事の変わりに、ゆっくりとスカートをめくる。見せ付けるように。  
あなただけのアイドルでいさせて下さい。 今日だけは。 チョコと一緒に私もあげます。 

すーすーしたあそこにPさんの手が触れる。 そこはすぐに潤いを取り戻した。 
びちゃびちゃっと聞こえる音が恥ずかしい。  

やがて首筋に舌が這わせられた。あそこも、首も、胸までPさんがいっぱい……。 
「あぁっ……はふっあうぅっ……」 
与えられる快感に身をゆだねる。1つ1つの行為が何時間にも感じられた。 
できることなら、ずっとこのままがいい。 

やがてPさんはチャックを開き、それを取り出した。 
目が釘付けになった。 映画やドラマの肝心な場面では見えない、未知の物。 
話を聞くだけで、どんなものかずっと想像していた。 

「……はっ……」 
息を呑んだ。 あんなの……入るの……? 
「こっちにおいで」 
Pさんに言われ、机に腰かけた。ひんやりとしたマットがお尻に触れ、 
あそこがきゅんって動く。 

「それ。置いたら?」 
言われて気づいた。 握ったままの下着。 そっか、緊張してたんだ。 

「むちゅっ」 
気持ちのこもった優しい、優しい口付け。 
何も不安になる事はないじゃない。 大好きなPさんなんだから。 

そして、言われるまま股を開いた。  
全部見られてる。 こんなに股を開くなんて、恥ずかし過ぎる。 

「くぅっ……はぁっ」 
Pさんのが入ってきた。 お腹が動く。 こらえても声が漏れる。 

「大丈夫なのか?……その、はじめてだろ?」 
「ぷっ、プロデューサーさんの事……信じてますから。それに、こっちはまだEランクですから……」 
消え入りそうな声でつぶやく。思ったより辛くはなかった。  
Pさんと一緒。 夢でもいい。好きか嫌いかなんてどうでもいい。 
今繋がっている、この事実だけで心が満たされた。 

「すぐにSランクにしてやるよ。手を背中に回して」 
そう言ってゆっくりと動き始めるPさん。 

「……ぷろでゅーさーさんの、ばかぁ……」 
でも安心した。 本で読んだ体験談よりずっと楽。  
そっそれに……意外と気持ちいい。 圧迫感も心地よい。 

「ひんっ……あっんんっ!」 
「我慢しなくていいんだよ?」 
またそうやって優しくする。Pさんのえっち。 

「きゃぅぅっ! あっ、あっ……」 
目を閉じたまま。Pさんをお腹いっぱいに感じる。 
軽く持ち上げられた気がした。Pさんの大きいのが、奥まで入る。 
「あっぁっ……そこっ!……やっ! やめぇっ……」 
「春香っ……ふっ……」 

「いっ……ひぁぁぁんっ……ああぁぁぁ!」 
背筋が伸びるほどの快感。 自分の声に驚いた。 今なら千早ちゃんに勝てるかも。  
Pさんに回した手が背中を掴み、足で腰を挟みこむ。 

「あぁああっ!……はっぐぅっ……うぅんっ!!」 
我慢するつもりが、かえってしっかり繋がり、逃れない。 
腰をくねらせ動かせば動かすほど、快感が高まっていく。 

「ぷっ! ぷろでゅーさーっ……さんっ……もうっだめっ……いっ、やぁぁああっ!!」 

腰が浮き上がった。 身体から力が抜け、手がだらしなく垂れ下がる。 
はぁっ……はぁっ……Pさん……大好きです……。 

「にゃうぅんっ」 

体内に納まってたのが引き抜かれる。机の上に寝かせられた。 
ぼぉーっと薄れ行く意識の中で、ゴムを外そうとするPさんが愛しい。 
ちゃんと考えてくれたんですねっ。 

ゆっくりと目を閉じた。 



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