無題

作:名無し

キィ― 
椅子が軋む音が聞こえる。時刻八時過ぎ、大晦日。 
「うー厳しいなぁ」 
デスクに設置した明かりが書類を照らす。 
上手くスケジュール調整が決まらないことに悩んでいた。 
大晦日だと言っても、マンションで一人暮らしで帰る暇もない自分に 
特別な意味はさほどなかった。 
他の人は「良いお年を」と別れ言葉を告げて事務所を去っていくのが殆どで、 
この場に居るのは数人というか、俺と小鳥さんだけの事務所になってしまっている。 
静かな時間が、今年を減らしていった。 
「ふぅ…あら?プロデューサーさんだけ?」 
一息ついたのか、終わったのかわからないがそんな声を上げる。 
「そうみたいですよ。来年のスケジュール調整が大変で…」 
「ふふ…大人気ですからね」 
「嬉しいやら、悲しいやらですよ。自分の休暇がほしいくらいです」 
「あら?でも、プロデューサーさんちゃんと休暇を…?」 
「あー…」 
言ってしまって後悔する。休暇の七割を担当アイドルの為に割いているのは、 
他の誰にも話していなかったからだ。 
「ダメですよ?ちゃんとお休みしないと、心配します。…はい」 
人差し指で『めっ』をされ、空の湯のみにお茶を注ぐ。 
「あ、ありがとうございます」 
暖かいお茶が乾いた喉を潤し、胃を少しだけ暖める。 
「ん…すみませんコレ、ナイショでお願いします」 
「どうしようかな♪」 
「小鳥さーん」 
お茶目な小鳥さんはかわいいが、このことが知られると他の子から何と言われるか 
想像するだけで胃が冷える。 
「そういえば小鳥さんは帰らなくていいんですか?もう終わったように見えましたけど」 
「終わるには終わったんですけれど…」 
何故かソワソワしている。帰ると何かまずい?…ティン☆ときた! 
「なるほど。帰るとまずいですよね、親とか」 
「…っ!ち、ちがいます!プロデューサーさん酷いですよぉ…こんな二十チョメチョメに…」 
「冗談ですよ…っていうか本当なんですか…?」 
「半分は本当…って何言わせるんですか?!」 
ああ、そっぽ向いてしまった。素直に謝ろう。かわいいなと思いつつも… 
「ごめんなさい…」 
「…もう半分は一人で居てもいやだから」 
「え?」 
「誰かと、一緒にいたいって思うじゃないですか」 
「…」 
声にならない言葉が自分も同じなんだなと、そう思えた。 
「迷惑…でしたか?」 
「いいえ、お互い寂しい身ですね…」 
お互い苦笑いをした。 
時刻が九時を過ぎて、 
「んー」 
なんとかスケジュール調整が終わる。さてどうしたものかと身体を伸ばす振りを 
しながら小鳥さんの場所を確認すると、机に身体を預けていた。 
側に来て確認すると、やっぱり寝ている。 
「小鳥さーん。小鳥さーん。…ぴよちゃーん」 
ピクッ― 
おお、少し反応があったぞ。っていうかぴよちゃんってなんだよ。 
「ぴよちゃん。ぴよちゃ〜ん。九時過ぎましたよー」 
ピクピクッ― 
…よしトドメと行こうか。 
「ぴよっ、ちょん♪」「ブッ!!」「わあ!」 
「も、もー!プロデューサーさん!」 
起きて顔を真っ赤にし、少し涙目になりながらも笑う。 
「へ、変なあだ名で呼ばないでください…」 

「それよりも小鳥さん」 
「は、はい」 
「ソバ買いに行きましょう」 
「…へ?」 
「年越しソバですよ?大晦日ですよ?お腹空きましたよね?」 
「そ、そうですね。でも…きゃっ?!」 
手を握って事務所を飛び出し、車に乗ってソバとお酒を求めた。 

「結局、カップしかありませんでしたね」 
「まぁある程度予想してたんですが…」 
ジョボボボボボ― 
事務所に戻り、カップにお湯を注ぐ。小鳥さんは大きい液晶テレビに電源を入れて、 
他の部屋のチェックをして行く。その間にお酒やおつまみ、毛布とか暖房などの準備をする。 
テレビはそうだな…やっぱり紅白?いや、あえてお笑い系にしようかな?でも笑のツボが 
違ってたらどうしよう。 
「悩むなぁ…」 
「どうしたんですか?」 
チェックを終え、戻ってきた小鳥さんに相談するとしよう。 
「テレビ何見ます?やっぱり紅白ですか?」 
「そうですねぇ、ここはあえて仕事を忘れる意味を込めて、お笑い系しましょう」 
「了解です」 
ピッ― 
チャンネルを変えると芸人がさまざまな芸をし、笑いを起こしていた。 
「そろそろ時間ですね」 
「ですね。それじゃ―」 
プシッ― 
「「乾杯」」 
カン― 
「―ふぅ」 
「っぱあ…アルコールも久しぶりかなぁ」 
「ふふ…未成年との時間が多いと自然とそうなる?」 
「ええ、まぁ。というより好きなんですが、強くはないんです。恥ずかしながら」 
「ああ、だからカクテル、チューハイが多いんですね」 
「これ、秘密ですよ?」 
「う〜ん、どうしようかな♪」 
そんな取り留めのない話をした。 

二人の間にはつまみ類の入った袋が置いてある。 

カップソバを食べ終えてからテーブルにはつまみ類があふれ、空き缶も多少でてくる。 
アルコール分で身体が少し火照り、上着を脱ぎワイシャツのボタンを外し 
ネクタイなんかを緩めた。 
小鳥さんはというと、まだ酔っていないのかあまり変化はしていない。 
「小鳥さんは恋人とか作らないんですか?」 
唐突にそんな質問を投げかけていた。 
「ふぇ?」 
「いやだって、美人なんですから居るんじゃないのかなって思ってましたけど」 
「う…気にしていることぉおお…」 
缶を一気に飲み干して息を吐き、不満を同時に吐いた。 
「今の仕事が好きっていうのも、もう理由にはできませんよね。この歳になってもう 
手遅れかな、なんて思ってたり。…き、気になる人はいるにはいるんですが―」 
少しショックだった。やっぱり好きな人…いるんだ。誰だろう、とか社長かな? 
「って、プロデューサーさん!聞いてますか?!」 
「あ、ご、ごめんなさい」 
「もう、絶対言いません!恥ずかしかったんですからね?」 
「すみません…」 
顔が赤いのはお酒の所為だけではなさそうだった。 
「じゃあ…プロデューサーさんはどうなんですか?」 
どうやら小鳥さんの反撃のようだ。小鳥さんは反対側を向いてちびちび缶をあおる。 
今年ももうわずかなので、気持ちよくフラれて一新して新年を迎えよう。 

そう思ってテレビの方を向いて、 
「女の子といる時間は多いですけど恋人とかはいないですね。 
いたほうがいいというのもありますけど、過ごせる時間も少ないし寂しい思いをさせてまで、 
他の女の子と一緒にいるのは、仕事とはいえ良くないと思うんですよ。好きな人は…」 
「す、好きな人は?」 
やっぱりやめようかなぁぁ…うぅ…頑張れ俺。お陰で酔いが覚めたぞ、うん。 
俺も男だ、ここはズバッと決めないとな…うん。よし、息吸ってぇ… 
「こ…小鳥さんが好きでした。あはは…はは…」 
お疲れさま、今年の俺。これからよろしく、来年の俺。これから仕事一筋で行こうな、俺! 
独身バンザイ!アイドルを愛でて生きよう!心で泣け、俺!社長今度一緒に飲みに行きましょう! 
あ、社長はダメか。 
「すいません、迷惑ですよね。だ、大丈夫ですよ来年の俺は一皮剥けてバリバリ仕事に―」 
「私の…返事は、聞かないん…ですか?」 
「え、だって気になる人が…」 
振り向くと小鳥さんは靴を脱いでソファーに乗り、四つんばいになってこちらに寄ってくる。 
ガサッ― 
小鳥さんと俺との間に置いてあった、缶の入った袋が音を立てて落ちた。 
「あ―」 
拾おうと思った左腕のワイシャツを右手でギュッと握られる。握った本人は俯いて表情を 
見せないが、耳は真っ赤だった。 
「小鳥…さん?」 
テレビを消す。この部屋が一気に静かになる。まだ、シャツは握られたまま。 
「私の気になる人は、プロデューサーさんなんですよ?」 
顔を上げた小鳥さんは目に涙を浮かべ、首を少し傾けシャツを強く握り締めた。 
声は確実に震えてる。 
鼓膜まで届く自分の心臓の鼓動を無視して小鳥さんの右手首辺りをを左手で掴み、 
右手を小鳥さんの頬にそっと添えた。 

閉じた目から零れ落ちる涙を見たとき、思わずキスをする。 
香水――小鳥さんの香りを強く感じた。 

「…ん…っぱぁ…」 
「こ、小鳥さん…息、止めてたんですか?」 
「き、緊張して。私、キスの味も、感触もわかりませんでした」 
「う…」 
触れるようなキスをして互いの呼吸を感じる距離で、言葉を交わす。 
お互いが、赤面だった。 
どのくらいしていたのか分らないキスの時間。思い出そうとも、もう思い出せないでいた。 
愛おしくてもう一度してみたいなと思ったとき、小鳥さんがキスをねだる。 
「私からしても…いい…ですよね…」 
返事はしなかったけれども、する必要もなかった。 
ちょっとだけ恥ずかしそうな顔を見たかったけれど、目を閉じる。 
唇に感じるやわらかさを、鼻息のくすぐったさを、口の中で交わる暖かさを、最大限に感じた。 
「…ぢゅ…は…んぅ…」 
口を使った求める行為、欲する行為。それに深く、溺れる。 
「…ちゅぱ…ぢゅる…はっ…」 
泡立つ唾液の味、絡み合う舌のザラつきを楽しむ。 
半開きの目から覗く、それを感じている表情を見た。 
楽しむことに集中し過ぎて、左手は腰に移り座っていた身体はソファーに預け、 
覆いかぶさられていることに気づく。 
少し名残惜しいが苦しくなったので、唇を離した。 
「はァー…はァー…」 
唇を繋ぐ透明な糸が切れ、切れた糸が顎にくっつく。荒い息のままその様を見た。 
互いの吐息の音が、耳を鼓動と共に支配する。 
「あ…や…」 
言葉を発したのは小鳥さんだった。するとゆっくりと胸に身体をあずける。 
どうしたんですか?と訊ねると、 
「はしたなくて恥ずかしくて、顔を合わせられませんっ」 
今更な感じはするが、刺激が強すぎた?のか顔を振ってイヤイヤを胸の上でする小鳥さん。 
これ以上はやめた方がいいのかなと思って、 

「小鳥さん」 
「な、なんでしゅか?」 
「キス、どうでした?」 
「き…気持ち…よかった…デス…」 
満足する答えを聞けた。さて、小鳥さんは気づいてないが下半身のある部分がどうしようもない。 
「小鳥さん―」 
両手を抱くように背中に回す。少し力を込めて。 
ビクッ― 
身体を震わせる。 
「あの、言いにくいんですけど…その…」 
「あ…」 
小鳥さんが身体をずらすと丁度お尻辺りに触れた。すると小鳥さんは上半身を起こし、 
俺を見つめる。 
恥ずかしさに耐えながらも潤んだ瞳が何かを求めているように見えた。だから、 
「俺、小鳥さんとエッチしたいです」 
身体を起こして三度目のキスをする。今度は貪るように、貪欲に、 
小鳥さんをイヤラシイ音をたてて求めた。 
唇を離してまた糸を引かせる。糸は小鳥さんの顎から首にかけて、垂れそして濡らす。 
頬に添えた右手をずらしてく。ゆっくりと下へ、下へとずらしてく。 
頬から顎へ、顎から首に、それから鎖骨へ。乳房へ、ずらしていった。 
そのずらしていく所々で彼女は身体を震わせる。顔を一層紅にしていく。 
まだ、甘い声は出していない。 
聞きたい。彼女の淫靡な歌を聞きたい。どんな風に鳴いて、どんな風に乱れるのだろう。 
知りたい。彼女の艶やかな顔を知りたい。このときだけに見せる、普段見せない顔を。 
手を少し離して指だけで、乳房をなぞりながらある部分を探した。 
ブラ越しじゃ分らない、彼女が反応するところを― 
「…っ!」 
ここだ、と確信した。その場所を忘れないように左手を乳房全体を包むように持つ。 
手に伝わる重みを感じ、そしてゆっくり手に力を入れる。程よい大きさの形のいい乳房を 
左手は全体を回すように、右手は絞るように楽しむ。強い刺激は与えないように。 
荒い呼吸をしながら、その様をみる小鳥さん。不意を付くようにあの場所を、くにっと 
押しつぶす。 
「…ぁっ」 
微かな鳴き声。 
ブラや服越しに感じるやわらかさ、それを直に感じたくて揉む手は休めずに、 
「脱がし、てもいいですか?」 
小鳥さんの耳元でささやく。首が縦に動いたのを確認して、胸のリボンの 
端を噛んで、引くと音を立て形が崩れ、解ける。揉む手をベストのボタンに移し 
順に外しながら、キスをする。 
早く、早く外して―― 
そう訴えるかのように唇から零れて頬をねっとりと濡らすくらい、激しく小鳥さんが求めた。 
プチ―― 
ブラウスのボタンを全て外しキスを止めて見る。そこから現れる肌色はすこし色を帯び、 
それだけでも興奮するが、鎖骨、谷間、谷間を作る白いブラ、お腹、ヘソ。 
それら全てが服の隙間から垣間見えた時、一層下半身が熱く脈打つ。雄が反応する。 
触れる欲求が言葉になり、ホックを外すのももどかしくてブラをずらした。 
ブラから開放される乳房。そのやわらかさを直に楽しむ。全体を手で包むように掴むと、 
指と指の間からそのやらわかさが少し溢れた。鼓動を感じられる。 
トク、トク、トク―― 
表現するならこうだろうな。手のひらあたりにある突起部分をどう刺激しようか考えながら、 
乳房の形を崩す。 
恥ずかしさか、刺激からか、その耐える表情。見せないように顔を伏せたり、そっぽを向いたり 
小さいながらも抵抗を見せる。指の関節を噛んだり、キュロットを掴んだり、溺れないように 
耐える。 
むしろその感覚を長く保つようにしているのかもしれない。 
果ててしまわぬ様に。 
少し前から、小鳥さんが乗っている付近が湿っているのは黙っていた。 
そろそろ、イかせてあげよう。 
「小鳥さん」 
少し潤んだ瞳を向ける。 

「イッてくださいね」 
苛めて下さいと言わんばかりに勃起した乳首を口と手で攻め立てた。口はわざとらしく 
音を立てて吸い、舌で乳首の硬さを確かめるように転がす。人差し指と親指で乳首をはさみ、 
痛くない程度に捻ったりこねたりする。右手の指を小鳥さんとの間に滑り込ませて 
キュロットごと、濡れているだろう秘所をこね回した。 
「つッあぁあ―!」 
鳴いた。 
それは快楽の前の衝撃に愕く鳴き声。身体を反らして、両手が俺の肩を掴む。 
爪を立て、痛かったがこんな乱れる小鳥さんが見られるなら耐えられた。 
「ングゥッ!ん、ん、んぅぅぅ…ッ!」 
全身に電流を浴びているように身体を反らした後は、肩を掴んでいた手を 
首に回すようにして抱きつき、肩を噛んで耐える。 
表情が見えないのが少し、残念だ 
声を殺し続け、達するまで小鳥さんは鳴かなかった。 
「んぐぅぅぅぅっ!!…あ、あ、あ、あぁっ!!…ぅっぁ…あぁ…」 
一層肩の痛みが増す。強く抱きしめられる。右手のキュロットに温かい湿り気が広がる。 
「ふぅぁ…ひぇぁ…ご…めんな…しゃいぃ…」 
鳴き声のような息をしながら小鳥さんは、まるで小さな子供のように謝る。 
するとまだ震える腰を持ち上げ、キュロットの端を片手で掴んでたくし上げた。 
そこから現れる影ながらも湿って肌に張り付いているのがわかるショーツと、 
むわっと広がる香水とは全く違う、雌の匂いが頭を痺れさせる。 
脳がそれ一杯に支配される感覚。 
久しぶりに嗅ぐ匂いだった。 
自分を保てなくなりそうで、今にも服を剥いで襲い掛かりそうな両手を小鳥さんの背中に回し、 
泣き出しそうに俯いたその頬につつくようなキスをして、 
「感じやすいんですね。小鳥さんかわいい」 
耳元でささやく。「ふぇぇ…」と、顔を両手で覆う恥ずかしさに耐える小鳥さんの背中を 
抱えて横にする。頭はもう挿入れてしまおうか、それとも秘部を楽しむか悩んでいるのに、 
小鳥さんのニーソックスとキュロットの間の太腿に少し湿った右手が触れていた。 
感触を確かめながら、表情の変化を観察する為、小鳥さんに覆いかぶさる。 
「直接触りますよ」 
太ももの内側を伝いながら、手を少しずつ秘所へと近づけていく。ショーツに触れるか 
触れないかぐらいのところで、きゅっと股を閉じられ手を挟まれる。 
「…はっ…げしく…しひゃ…ひゃめ…」 
その言葉を聞いて俺は…後悔した。自分が楽しむことばかり考えて、 
小鳥さんの体力を無視していることに気づく。 
慌てて謝った。 
振り返ってみると、小鳥さんが殆ど喋らない事にも気づく。もしかしたらエッチの時は、 
無口になるのかな。恥ずかしいのが苦手?っぽいし。 
とりあえず落着くまで乱れた髪、頭や頬を撫でた。辛そうな表情から、微笑みに変わる。 
服は開けたままの小鳥さんが俺の方を向いて言った。 
「もう、大丈夫です」 
「それじゃあ…」 
ソファーの側に座った状態から立ち上がり、ズボンのベルトに手をかけると小鳥さんが 
恥ずかしそうに、 
「私にさせて下さい」 
カチャ、カチャ―― 
ソファーに座りながらベルトに挑戦する小鳥さんは、「う〜…」と唸りながら赤面。 
一生懸命な小鳥さんに、 
「自分でしますよ」 
なんて言ったら泣き出しそうなので黙って見守った。 
ベルト、ズボンのホックを外し、チャックを下ろすと、テント状態のボクサーパンツが現れる。 
生唾を飲み込んだ小鳥さんが、そのパンツを下ろそうとしたがアレが引っかかった。 
「あう…」 
少し涙目なり、俺を見上げる。 
どうしようかと少し迷って、パンツを握った手を掴んでずり下ろした。 
ペニスが外気に触れると同時に、「わっ」と小鳥さんが声を出す。 
「さ、さ…わってもいいですか…」 
何故か独り言のように言う。 
返事をすると、恐る恐ると言った感じで手を伸ばし、棹の部分をマイクを持つように掴んだ。 

その拍子にペニスがピクッと無意識に反応する。 
「ひゃっ!?…あ、ごめんなさい…い、痛かったですか?」 
「あ、いえ大丈夫です。敏感な部分ですから」 
恥ずかしくなって冷静に言葉を返す。すると小鳥さんは、 
「ごめんね…ちゅっ」 
ペニスの先、亀頭の部分にキスをした。 
その行為が引き金となり、俺は耐えられなくなる。 
小鳥さんの両肩に手を置いて、 
「小鳥さん」 
名前を呼ぶと、身体を少し緊張させて顔を縦に振った。 
ソファーに横にさせキュロットの中、ショーツに手をかける。 
両手で顔を覆う小鳥さんが頷くのを確認して、ショーツを脱がしてく。 
キュロット、白い太腿、黒いニーソックスを通って外れたショーツは、絞れば滴るくらい 
ぐっしょりと水分を含んでいた。 
現れた割れ目にペニスをあてがうと、そこから溢れる余りに余った愛液でぬるっと滑り、 
敏感な亀頭からの刺激で腰が震える。 
「ひゃぅっ」 
小鳥さんも同じように腰を振るわせた。 
入れる前にキスをして、割れ目の柔らかい肉を開きヒクヒクと震える小さい穴に、 
埋めるようにゆっくりと挿入していく。 
温かく滑り、蠢くソコは、今にも射精しそうなくらいペニスを刺激する。 
ツプッ― 
「いっ…ぁあ…」 
小鳥さんが小さく声を上げる。 
狭い膣内を押し広げながら途中何か引っかかったような、 
突っ撥ねるような感覚がした後、膣圧が増す。 
小鳥さんは俺の背中に両腕を回してワイシャツを掴み、少し苦しそうに、 
「…す、き」 
眼に涙を浮かべて言う。 
イッたのかと思ったのは勘違いだった。 
「小鳥さん、初めてだったんですか?!」 
と、言いそうになるが今更。 
「俺も、好きです…」 
再度、キスをした。 
今は、痛みを和らげることに集中しよう。 
体勢を変えず、重力にしたがって少し潰れる乳房を揉みながら、乳首を指と舌を使って弄る。 
「…んうっ…あ、あ、はっあぁ…うぅ…」 
次第に硬さを増し、膣内は刺激にあわせるように膣圧を変化させた。 
腰を動かすとやはりまだ痛いのか、違う声色を上げる。 
左手を秘部に移し、皮をかぶったままのクリトリスを指で優しく撫でて刺激してみると、 
「んぁっ!」 
少し大きめな淫らな声を上げる。 
ギュッと膣圧が増し、その刺激で声が出そうになった。 
乳首から口を離して、キスをしながら小鳥さんの口の中を攻めたてた。 
グジュグジュと音を立てて、舌を絡めて唾液を交換する。 
手も乳房全体を包む様に揉む様にし、腰を動かすペースを少しずつ早くしていった。 
まるでそこだけ別のイキモノのように蠢く膣の刺激は、数えるくらいしか動かしていないのに 
射精するくらいまで十分で、膣内のヌメリや凸凹が更に拍車をかける。 
ぞくぞく、っと身体を震わせ、 
「あ…あ、ん…はぁ…はっぁ…ん、ん、ん…ぅんッ…」 
キスの合間から漏れる、段々と艶が帯びてくる声色。もう少し…かな。 
クリトリスを弄る手を離し、両手で乳房を下から持ち上げるように揉む。 
腰を動かすペースが早くなり、ニチャニチャと水音がし始めた。 
慣れてきたのかきゅっきゅっ、と出し入れのタイミングに合わせ膣を締める。 
ワイシャツを掴む手を強くし、俺の腰を離れないように足を組んだ。 
「ぷぁ…は、あ、あ、あん、あ、ん…くぅっ…」 
口を離し小鳥さんを見れば、切なそうな表情と口からは涎を垂らし、 
乱れ開けた服や形の変わる乳房、出し入れされる秘部から溢れる少し赤い愛液。 
愛おしかった。 
小鳥さんが首をイヤイヤをするように横に振る。 

「だ…めっ…い、い、ああぁっ!ん、ん、ん、んぅっ…!」 
声が荒くなり、押し寄せる快感に身を震わせた。 
無意識にだろうか、身体を寄せてしがみ付くような体勢になる。 
片手で支えながら、もう片方の手で小鳥さんの背中を支えた。 
せり上がって来る快楽、それから射精するまでの短い時間、数え切れないくらいお互い、 
好きだと想いを口にした。 
「いく、い、あ、あ、あ、あっイクッ!んぁあああああっ!!」 
「―っ!」 
ゴムを着けていないことや外に出すのも忘れ、小鳥さんの膣内に射精する。 
カクカク― 
小鳥さんが腰を振るわせる。 
ビュー、ビューと噴出すように長い間精液を出し続けた。 
「へぁああああ…ああ…あうぅ…」 
俺の顔の側に、舌を出しながら初めての膣内射精を味わう小鳥さんの快楽に溺れる顔があった。 
完全に絶頂していた。 
ああ、俺がこんな顔にしたのかと思うとゾクゾクする。 
この体勢だと覆いかぶさるので、キスをしながらまだ続く快楽の波に震える小鳥さんの身体を支え、 
逆の体勢にした。 
「気持ち…よかった、ですか?」 
少し荒い息のまま小鳥さんに訊ねると、首を弱々しく縦に動かした。 
覆いかぶさるように乗った小鳥さんが落ち着くまでと思っていたが、 
伝わる暖かさと鼓動、程よい重みがあまりにも心地よくてまったりしていた。 
左手は手と手を繋いで、時折握ったり握り返されたりする。 
右手は短めの髪の毛を、梳いたり掬い上げたり撫でたりした。 
小さい、気持ちよさそうな鳴き声を聞き逃さない。顔が見えない代わりに。 
「そういえば今、何時ですかね?」 
「…あ」 
思い出したかのように言葉が出る。 
テレビを点けてみると、 
「もうカウントダウンが終わったって感じじゃないですね」 
いつのまにか新年を迎えていた。 
顔を向き合ってこう言う、 
「「あけましておめでとうございます。これからもよろしくおねがいします」」 
テレビを消した。 
キスをした。 
元旦何しようか話した。 
そして、お互いが心地よい眠りに付いた。 




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