無題

作:名無し

仕事を終え、楽屋で休憩がてらファンレターを読む二人。 
満足そうな伊織に比べ、なぜか真はやや不満げに唇を尖らせていた。 
「ファンもよく分かってるじゃなーい、ねぇ真、伊織姫だって!」 
「…よかったねー、どーせボクは王子様ですよー」 
ぐったりと机にうなだれ、力無く溜息を付く真。 
「いいじゃない王子様だって、実際そっちの方が合ってるわよ?」 
「伊織にはボクの気持ちはわかんないよ、ボクだってお姫様になりたいのに…」 
「真はそのままでいいの、お姫様なんて似合わないし」 
うなだれていた真がぴくりと顔を上げ、向かいに座る伊織へと近付いていく。 
瞳にはうっすらと怒りの色もあり、さすがの伊織も少し焦ったような表情を浮かべる。 
「…な、なによぅ、怒らなくたっていいじゃない!」 
「伊織姫に怒るはずもありません、ボクは王子様ですから。 
 ただ、わがままな姫を目覚めさせる必要がありますね?」 
悪戯を思い付いた子供のように笑うと、頭へと手を伸ばす。 
叩かれるとでも思ったのか、目を閉じて身体を縮こまらせる伊織。 
しかし痛みは走らず、チャームポイントのおでこには柔らかく温かな感触が走り 
不安そうに目を開ける伊織の目に写ったのは、額に口付ける王子の姿だった。 

「…な、な、なにしてるのよあんたっ!」 
顔を赤くして立ち上がり、壁に当たるまで後退していく。 
「お姫様への目覚めのキス、だよ?可愛いからついついおでこにしちゃったけど」 
すぐに距離を詰めると、伊織の整った顎へと手を添え、瞳を深く覗き込む。 
キリッとした黒い瞳に写り込む自らの顔を赤らめた姿を見て、その視線から目を背けようとするが 
伊織には、次第に距離が縮まる瞳を見ている事しか出来なかった。 
「ん、ちゅ…ちゅ、伊…織、可愛いよ…」 
「んんっ…んちゅ、はっ…なにしてん、のよっ…!」 
「王子様とお姫様なら、こんな事当たり前だと思うけど?」 
ふふん、と鼻を鳴らして真が言う。してやったり、とでも言うようだ。 
「…あんたこそ、私の気持ち分かってないわよっ!」 
急に大きな声を出し、うるっとした瞳で真を見つめる伊織。 
普段強気な彼女の様子を見ているだけに、真は動揺を隠し切れなかった。 
「真が…真がお姫様になっちゃったら、私がお姫様でいる意味がなくなっちゃうじゃない! 
 …素敵な王子様に巡り逢えたのに、別れるなんて嫌なのっ…!」 
瞳に涙を浮かべながら、真と胸元に顔を埋めるようにして抱き付く。 
やれやれ…と苦笑を浮かべながら、優しく姫をなだめる王子であった。 

「伊織…、そんな風に思ってたなら、もっと早く言ってくれたらよかったのに」 
「言えるわけないでしょ、こんな恥ずかしい事っ!今だって、どんなに恥ずかしかったか…」 
「…よく言ってくれたね、ありがとう。ご褒美に、もう一回…しようか?」 
自らが口付けた彼女の額に額を合わせ、瞳を覗き込むようにして真が言う。 
数秒の沈黙の後、真っ赤になりながら伊織が微かに頷いた。 
「へへっ、可愛いボクのお姫様…ちゅ、んちゅ…れるっ…」 
「んぁっ、ま、ことっ…はんっ、ちゅぱっ……」 
先程とは違い、唇同士を触れ合わせる軽いキス。 
伊織の身体の力が抜けていくのを感じると、ちろちらと舌で唇を擽っていく。 
舌が唇をなぞる度に華奢な身体がぴくりと震え、腰に手を回して真が支える。 
「んんっ、ちゅ…ちゅぷっ、ぴちゃ…」 
「ん、んむっ!?は…んっ、ぁ、じゅっ…ん…」 
熱くぬめる舌で伊織の唇を開き、深く口内を掻き回していく。 
躊躇いがちに怖ず怖ずと出してくる伊織の舌を捕らえると、絡め取り擦り合わせ… 
強く唇を押し付けつつ、歯をなぞり隅々まで未開の口内を探って行った。 
「んむっ、ぷは…へへっ、伊織ってすっごく甘いんだ」 
「…も、もう、いちいちそんな事言わないでよっ…」 
悪戯っぽく片目を細める真に対し、いつもとは正反対のようなしおらしい伊織。 
可愛らしく頬を染めている姿を見ると、心の中で何かがふつふつと沸き上がるのを感じて… 
それを抑える事無く、柔らかな双丘に手を触れさせた。 

「ん…っ、ダメ…よ、真っ…」 
蕩けてしまうような甘い声が伊織の口から小さく漏れ、求める気持ちは更に高まっていく。 
自分より背も低い年下の少女は、自分のものより柔らかな膨らみを持っていた。 
撫でるだけだった動きを、服の上から指を埋めて揉み込むものに変えると、伊織の口から発せられる声も甘みを増していく。 
「伊織の胸、温かくて…凄く柔らかい…羨ましいな」 
ぽつりと呟きながら、ピンクのキャミソールの下から手を差し入れ、ウエストラインから上へとなぞり… 
片手で腰を抱きながら、膨らみを包むブラを外す。 
「ん、あんっ…きゃっ!?真、あんた何してんのよ!」 
「伊織が嫌なら、ボクは大人しくやめるよ。お姫様に嫌われたくはないし」 
耳元に唇を寄せていく真。 
ちろりと耳の側面を舐め上げると、伊織がまたぴくりと身を縮こまらせる。 

「でも、もし嫌じゃないなら…ボクに、全部任せて」 
普段より低いハスキーな声で、吐息と共に伊織の耳へと届けていく。 
甘美な誘惑に勝てるはずもなく、背筋がぞくぞくと震えるのを感じながら、潤んだ瞳で真を見つめ… 
…そして、素直な乙女の表情で、微かにゆっくりと頷いた。 


「いい子だね、伊織…それじゃ、手を上げて?」 
「…これでいい?恥ずかしいんだから、あんまり見たりしないでよね…」 
伊織のキャミソールを脱がせ、ブラと一緒に机に置く。 
これからまだ成長するであろう膨らみに軽く嫉妬を覚えながら、掌を被せるようにして揉み込んでいく。 
「んっ、はぁ…っ、ふゃっ、さきっぽ、だめぇ…」 
全体を包み込むように揉むと、ちょうど掌の中心が膨らみの先端へと当たり 
そこが擦れる度に甘い声の糖度が増し、真の頭に響いて気持ちの高ぶりを煽っていった。 
「まこ…とっ、き、聞いてるのっ…、こら、ふぁんっ!」 
伊織の静止など気にも止めず、むしろその手は先端を重点的に愛撫していくようになる。 
指先で摘んで弄ると、伊織の身体がぴくんと跳ねた。 
「本当に凄く可愛いよ、伊織…ボク、もう止まれない…」 
少し身体を屈ませると、伊織の膨らみへと顔を近付けていく。 
そして、先端の周りをなぞるように…舌を触れさせた。 
「ひゃんっ!?そんなっ、舐めたり…んうっ、あっ…」 
なぜか先端の中心には触れず、周囲や首筋へと口付けたり舐めたりを繰り返す。 
素直にねだれないもどかしさからか、伊織はただ俯いて小さく声を漏らすだけだ。 
「…なにかして欲しい事、あるんじゃないの?」 
「ばかっ、解ってるくせにっ!…言わなくたって、わかるでしょ」 
待ってましたとばかりに、紅潮した伊織の顔を覗き込みながら笑う真。 
「さー、ボクにはわからないなー?伊織がちゃんと言ってくれないと」 
「きーっ!真、あんた覚えてなさいよ!」 
その後しばらく言いづらそうにもじもじとしていた伊織が、不意に口を開いた。 
「…ち、ちく…乳首も、舐めて…欲しいのよっ…」 

「今日は本当にいい子だね、ボクのお姫様は…」 
まだ口は付けず、くにくにと指で先端を弄びながら笑みを浮かべる。 
「あんっ、…誰かに言ったら、ただじゃおかないからねっ!」 
「さぁ、どーしよっかなー?もっと可愛くおねだりできたら、言わないであげる」 
「…〜っ、本当に覚えてなさいよ!?」 
何度も口を開きかけては閉じ、ダメなの?とでも言うようにちらちらと真を見る。 
しかし、何度そうしても真は笑っているばかりで…先端の疼きは更に増して。 
「お願いしますっ…私の…乳首、舐めて下さい…っ!」 
最後は半分悲鳴のような金切り声で、なんとか思いを告げる。 
人一倍プライドの高い伊織には、たまらない屈辱だったかもしれない。 
それをよく知るはずの真は、素直に言う事を聞く少女の姿に…背中が震え上がるのを感じた。 
(なんでだろう…ボク、今すごくドキドキしてる…満員のライブの時より、ずっとずっと…) 
「な、なによっ!これ以上何か言わせるつもり…ひゃうっ!」 
伊織の声を聞いて我に返り、もう一度周りを舐め回してから先端を口に含む。 
さんざん焦らされたそこは、ぷっくりと固くなっていて… 
それが嬉しくて、舌でころころと弄びながら小刻みに吸い付く。 
「んんっ、まことぉ…!もっと、してもいいから!」 
「んむっ…はぁ、もっとって…ここを、かな?ちゅうぅっ…!」 
軽く歯を立てて甘噛みし、強めに吸ってから口を離す。 
「ぷはっ…それとも、ここ…?…わ、伊織ったら、もう…へへっ。」 
「や、そっちは…っ、あっ、きゃうっ!いわ、ないでぇ…」 
スカートを捲り上げ、膝上から太腿…真の手が、撫で回しながらそこへ近づいていく。 
少しの不安、緊張と大きな期待…伊織は、そのまま抵抗もせず甘えるように縋り付く。 
やがてショーツに包まれた秘部に触れる手。伊織の身体がびくんと跳ね上がり、嬌声が上がる。 
真の手に触れたのは、布地の感触だけではなく、湿った感触… 
伊織の声より甘い蜜が、ショーツを潤すほどに溢れていた。 

「よっ、と。本当はベッドに運んであげたかったけど…」 
着ていた黒いスーツの上着を脱ぎ、そっと床に敷いて伊織をゆっくりとそこに寝かせる。 
伊織の目には、それが本当の王子様にしか見えなくて。 
胸の高鳴りが真に聞かれてしまわないか…今からでも、逃げ出してしまおうか… 
様々な思いが頭の中を駆け巡っていっている間にも、真の手は身体に優しく触れ続ける。 
「…どうしたの、伊織?嫌なら、ボクは…」 
「嫌なんかじゃないっ、嬉しいのっ!だけど、どうしたらいいのか分からないのよぅ…!」 
「さっきから言ってるじゃないか。ボクに身を任せて、伊織…」 
伊織の手をしっかり握りながら、触れるだけのキスをする。 
きゅっと握り返された手に力が篭り、小さくこくりと頷いた。 
「ありがとう…大好きだよ、伊織…」 
ぽつりと呟き、伊織の湿ったショーツを下ろしていく。 
やがて潤った秘部があらわになり、真の目は自然に惹きつけられてしまう。 
伊織は顔を真っ赤にし、足を閉じたいが閉じれないもどかしさにじっと耐えていた。 
やがて真の手が蜜を掬い取るように撫で上げ、秘裂を何度も上下に擦り上げる。 
「んっ、あんっ!ふぁぁ、はんっ…こんな、変になっちゃ…」 
「ファンもいないし、プロデューサーもいない…ボクだけなんだから、変になって… 
 いつもの可愛い伊織も好きだけど、いやらしい伊織も…好きだよ?」 
小刻みに秘裂を擦り上げながら、包皮に包まれた陰核に手を伸ばす。 
「っ!?ひゃあぁぁ、だめ、そこはほんとにらめ…んっ、まことぉ!」 
「怖がらないで、大丈夫だから…ボクと気持ちよくなろう?」 


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